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昭和区と瑞穂区をわけたもの

2015-01-24


名古屋生まれ、名古屋育ちで早32年。
名古屋市内の主な地名がどこにあるかはさすがに知っています。
それが勘違いしやすい地名でも。
例えば、金山は中区、大曽根は東区、八事は昭和区、野並は天白区(いずれも地下鉄駅基準)といったように。

ところが先日ヤフー地図で検索していたら、思わぬ結果が。
愛知県>名古屋市瑞穂区>高辻町
高辻といえば東西南北を行き来する市バスの主要乗換地点で、しゃぶしゃぶの木曽路や愛知トヨタの本社所在地として有名ですね。
10人中10人が昭和区と答えるはず。
そんな高辻が瑞穂区でもあったとは、瑞穂区出身者でも知らなかったです。
しかも1区画に瑞穂区高辻町14番と昭和区高辻町14番が混在しているなんて。
そして、瑞穂区高辻町には14番以外の番地がなく、町自体が真四角なのも気になります。
ヤフー地図でこれら事実を目の当たりにすると、何か歴史的な経緯がありそうですね。
そこで先週日曜日に瑞穂区高辻町へ行ってきましたよ。

150124_1.jpg  150124_2.jpg  150124_3.jpg
意識しなければ瑞穂区だと思えないほど、高辻は昭和区でしたね。
街路灯や案内板、住居表示にいたるまで。
スマートフォンのGPSと地図アプリを使って瑞穂区高辻町を一周したのですが、瑞穂区と昭和区の違いを見つけることはできませんでした。
強いて挙げるなら建物があるのが瑞穂区、駐車場なのが昭和区といったところでしょうか。
「昭和区高辻町14」という住居表示はあるのに、「瑞穂区高辻町14」はありませんでした(左写真)。
しかも、周辺町名には「瑞穂区須田町」はあるのに、「瑞穂区高辻町」の記載がないとか(中写真)。
かろうじて、自動販売機についている住所シールと日本特殊陶業の道路占有表示で「瑞穂区高辻町」の存在を確認できるくらいでした(右写真)。
ちなみに日本特殊陶業は敷地内で「瑞穂区高辻町14」と「昭和区高辻町14」に分かれていますが、中の人は果たして瑞穂区と昭和区を使い分けているのか気になりますね。
区が違えば郵便番号も違うわけですから、郵便で送るほうも気を遣ってしまいそうです。
実際はどっちでも届くのでしょうが。

現地に行っても疑問が解決できなかったので、近くの鶴舞中央図書館(名古屋・昭和区)に行って調べてきましたよ。
2階の郷土資料コーナーでまず手にとった本が、「瑞穂区の地名・町名考」(瑞穂フォーラム社、2007年刊)。
かなり古い時代の様子や戦後の都市開発について各地区ごとに書かれていましたが、高辻町に関する記載はありませんでした。
そして次にとった本が「なごやの町名」(名古屋市計画局、1992年刊)
名古屋市全町名の由来が載った分厚い本で期待して、瑞穂区高辻町へ、、、
カッコ書きで昭和区高辻町参照と書いてありました……

ちなみに昭和区高辻町については、以下の記載が。

 昭和四五年住居表示により江越町・六野町と高辻通・東郊通の各一部から成立。
 同四七年住居表示により高辻通・東郊通の各一部を編入。
 現在の高辻交差点付近に、やや小高い辻があったことによるといわれるが、一説に鷹が多く生息していたからともいわれる(『町名の由来』)。
 また、この辺りは、東部の地域より低い土地であり、昔からたびたび浸水したため、住民が願望を込めて、高辻と呼んだという伝承もある。

とのこと。
高辻町北側の白金1~3丁目や南側の須田町も低湿地帯で当時は狭かった精進川(新堀川)の氾濫に悩まされていたようです。
現在でも海抜が低いことからもわかりますね。

話がそれましたが、高辻町に気になる一文が。

 >瑞穂区高辻町は、昭和四五年住居表示により瑞穂区堀田通の一部から成立。

とのことで、瑞穂区高辻町に深い意味がないことがわかりました。
この一文を読んだ後、同じ郷土資料コーナーにあった「日本特殊陶業株式會社 三十年史」(1967年(昭和42年)刊)の巻末住所を見ると、「名古屋市瑞穂区堀田通」になっており、10年後に発刊された「日本特殊陶業株式會社 四十年史」(1977年刊)の巻末住所では「名古屋市瑞穂区高辻町14-18」になっていました。
ちなみに、「三十年史」の表紙には1967年時点の高辻付近の航空カラー写真が。
名古屋高速やそれと並ぶ高層ビルがない一方、東西南北に走る名古屋市電や市電高辻車庫があるなど新鮮な感覚でしたね。

地図を見ていると時々疑問に思う地名や区画が出てきますが、それらすべてに歴史的な由来があるわけではないんですね。
瑞穂区高辻町も同じ会社の敷地内で全く違う地名にするくらいなら、違う区でも同じ高辻町にすれば混乱しないだろう、みたいな合理的な考えだったのかもしれませんね。
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